ゆるいさんブログ

人生スロースターター。38歳で再婚、43歳で妊娠しました。

わたしたちの治療経過と費用1年目①

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こんにちは、ゆるいです。

 

妊娠21週を越えたあたりから

腰痛と睡眠障害、日中のだるさが出てきました。

 

昨日はお天気も良かったので

気分転換になるかなと外出してみたのですが

帰宅後に疲労と腰痛でぐったりしてしまい

そのまま夕食を準備する時間まで寝てしまいました。

 

明日から22週。

まだまだ続く妊娠生活を快適にすべく

腰痛対策、頑張ります。

 

 

さて、今回からは何回かに分けて

わたしたちの受けた不妊治療の経過と

概算にはなりますが、かかった費用を

ご紹介したいと思います。

 

2018年の11月に流産の手術を受けた後

すぐさま紹介状を出していただき

高度不妊治療が受けられる大学病院に転院しました。

 

翌年、2019年1月から

不妊治療がスタートします。

 

 

 

2019年1月 説明会と夫婦の血液検査

費用:約1万8千円

検査結果:AMH 0.85ng/ml

 

転院してすぐのタイミングで

説明会が開催されるとのことでしたので

説明会と検査を同日に受けられたのは

とてもラッキーでした。

 

「わたしたちが最年長夫婦かもね〜。」

などと言いながら説明会に参加したのですが

20代前半と思われるお若いご夫婦から

わたしたちよりも年上と思われるご夫婦まで

思った以上に年齢層の幅が広く驚きました。

 

それにしてもAMH

年相応とは言え、なかなか低めですね。

 

 

同月 1回目採卵 ショート法

費用:約34万円(採卵のための注射、薬代含む)

結果:採卵4、成熟卵4、正常受精2

→グレードが悪く凍結なし(桑実胚、胚盤胞3CC)

 

卵が4つも取れたのでかなり期待していたのですが

結果、凍結なし。

 

結果の説明を受けながら

これが現実なんだなぁ、と呆然としたことを

今でも覚えています。

 

大金を払って体に何回もホルモン注射を打って

注射の影響で体も心も不安定になって

採卵で痛い思いをして…

それなのに、何も得られないだなんて。

 

主人は

しょうがない、治療は始まったばかりなんだし

また頑張ろうと言ってくれたのですが

申し訳なくて情けなくて、本当に悲しかったです。

 

 

担当の先生に次周期も連続で

採卵するかどうか訊かれたのですが

採卵結果にがっくりきていたわたしは

子宮を休ませるためにも

1ヶ月開けることを選びました。

 

おやすみ期間中はのんびりと過ごしつつ

youtubeのヨガ動画を観ながらヨガをしたり

卵子を育てるための食事を続けたり

先生に教えていただいたサプリを飲んだりと

ゆるーく卵ちゃんに良いであろうと思われることを

楽しみながら続けていました。

 

今思えば、この頃はまだまだ

心の余裕がありましたねー。

 

 

つづく

 

治療経過のデータをまとめています

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こんにちは、ゆるいです。

 

今、家計簿やら

病院からいただいた資料やらを見ながら

わたしたちがどのような治療の経過を辿り

大体どれぐらいのお金がかかったのかを

まとめています。

 

百人いたら百通りの治療経過があるでしょうし

もしかしたらどなたのお役にも

立たないかもしれませんが

百通りある中の、一つのモデルケースとして

捉えていただければいいかな、と思っています。

 

非常にざっくりとしたものに

なるとは思うのですが

大体の治療スケジュールと

概算予算がわかるだけでも

イメージがわきやすいかな、と思います。

 

これから高度不妊治療を考えていらっしゃる方や

ご自身の治療経過と比較してみたいとお思いの方の

ご参考になれば。

 

近日中に、ご紹介できればと思っています。

しばしお待ちくださいね。

 

わたしたちが大学病院での治療を選んだ理由

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こんにちは、ゆるいです。

昨日までは、3回に分けて

わたしたちが不妊治療を受けるまでの経緯を

お話してきました。

 

改めて振り返ってみると

これといって劇的なストーリーがあった訳でもなく

危機感の無かった再婚中年夫婦が

現実に直面しながらジワリジワリと危機感を感じ

ご縁に導かれるまま不妊治療をはじめました、的な

なんてことは無いお話だったと思うのですが

現実なんてまぁ、

こんなゆるいカンジなんじゃないかなと思います。

 

 

わたしたちが大学病院での不妊治療を選んだ理由は

H先生が所属する大学病院の本院が

生殖医療に力を入れていらっしゃる

という事もあったのですが

その他にも以下の理由がありました。

 

 

1. 病院内で先進的な検査を受けられる

「わたしたちが受けて良かったと思った検査」

というトピックでも紹介する予定なのですが

わたしが通った大学病院では

不妊治療専門のクリニックでは受けられない

先進的検査が受けられました。

(今はクリニックでも受けられるようです)

 

あの検査はこの病院、この検査はあの病院、と

あれこれ調べたりいろんな病院に通ったりせず

1箇所で全部お願いできたのは、とても楽でした。

 

結果も、顔なじみの先生から

説明していただけるので

色々と質問ができて良かったですね。

 

 

2.出産まで転院せずに済む

不妊治療専門のクリニックでは

無事に妊娠できたら、出産する病院は自分で探して

分娩予約をしなくてはいけないそうなのですが

大学病院であれば

そのまま出産までお世話になれます。

 

わたしは距離的な問題で転院しましたが

元々は、通っていた大学病院で出産予定でした。

不妊治療卒業の時に

お世話になった先生方にご挨拶をしていたら

「病室まで赤ちゃんの顔を見に行きますね」

なんて言っていただいていたので

先生方に赤ちゃんを見ていただけなくなったのが

唯一、心残りです。

 

 

3.ハイリスク出産に対応している

高齢出産、不妊治療、

そして子宮筋腫の摘出手術を受けているわたしは 

どう考えてもハイリスク出産です。

 

生まれてくる赤ちゃんに何かあった時の為に

NICU (新生児集中治療室)があり

ハイリスク出産に対応している病院でしか

出産を受けつけてもらえないであろうと

考えました。

 

 

そしてもちろん、

不妊治療に至るまでにお世話になった

H先生や不妊外来の先生

スタッフのみなさんへの信頼感も

大きな要因の1つでしたけどね。

 

不妊治療専門のクリニックさんだと

採卵した卵ちゃんの培養結果などを

メールや電話でお知らせしてくれるところなど

いろいろなサービスを

してくださるところがあるようですが

わたしたちはやっぱり

大学病院を選んで良かったなと思っています。 

 

 

価値観は人それぞれ

病院の良し悪しもそれぞれありますが

どこの病院で不妊治療を受けようかと

考えているご夫婦の

ご参考になれば、幸いです。 

 

わたしたちが不妊治療を受けるまで ③

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こんにちは、ゆるいです。

 

おとといのお散歩を頑張りすぎたせいか

昨日はお腹も張るし、一日中ぐったりして

ブログの更新どころではありませんでした。

 

妊婦だからなのか、40代だからなのか・・・

 

妊娠しながらお仕事頑張っていらっしゃる方々、

心から尊敬します。

 

40代妊婦のみなさん!

年齢にも体力低下にも負けず

一緒に頑張りましょうね!!

 

 

さて、今日も前回のつづきです。

 

 

4度目の流産が確定して目の前が真っ暗になった時

優しく声をかけてくださったのが

大きくて毛むくじゃらで笑顔が優しいH先生でした。

 

H先生は、元々大学病院の先生なのですが

わたしが通っていた産院でも非常勤として

時々応援にいらっしゃるとのことでした。

 

H先生は今まで担当してくださった

他のどの先生よりも優しく

赤ちゃんがあまりに早く旅立った事を一緒に悲しみ

わたしの心と体の事も随分と心配してくれました。

 

それだけで、

わたしの心がどれだけ救われたことか。

 

 

今までの流産では

自然に流れてくるのを待っていたのですが

次の妊娠を1日も早く望むなら、と

H先生の勧めで、大学病院で手術をすることになり

赤ちゃんの検査もお願いすることになりました。

 

 

数日後、大学病院へ入院。

 

 

当初は他の先生が執刀するはずだったのですが

急遽、H先生が担当してくださることになり

術後もお忙しい中、

病室まで様子を見に来てくれたりしました。

 

麻酔担当の先生もお若いのにとても感じが良く

スタッフの方々も

 「出産の方と同室だとお辛いでしょう」

と、差額なしで個室を使わせてくださったり

「ご主人にお泊まりいただいてもいいんですよ」

などと、色々とご配慮いただき

今まであまり良く思っていなかった

大学病院のイメージがガラッと変わりました。

 

 

正直、その大学病院は

ネットのクチコミではあまり評判が良くなく

反対に、今まで通っていた産院は

(あの暴言医師のいる産院です)

ネットでも評判の有名な産院だったのです。

 

ネットのクチコミも

なかなかあてにならないものですね。

 

 

検査の結果、わたしの4番目の赤ちゃんは女の子で

残念ながら、重篤な遺伝子異常がありました。

 

検査結果を知らされた後

不妊外来の先生との面談があり

 

年齢的なことを考えたら

体外受精という選択肢もある

 

というお話をしていただいたのでした。

 

 

当時わたしは41歳。

 

年12回しか無いチャンスに賭けるには

少し歳を取りすぎていると感じていたわたしたちは

勇気を出して不妊治療に

チャレンジしてみることにしたのです。

 

 

 

というわけで、

のんき過ぎたわたしたち夫婦も紆余曲折を経て

不妊治療という道を選ぶことになりました。

 

もっと早くに始めていれば良かったと

思わなくも無いですが

やっぱり4度の流産は

必要なプロセスだったのじゃ無いかなと思います。

 

そして、H先生との出会い。

入院中に感じた

大学病院の医師やスタッフへの信頼感。

 

その一つ一つがわたしたち夫婦を

体外受精」という

高度不妊治療へと導いてくれたのだと思います。

 

わたしたちが不妊治療を受けるまで ②

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こんにちは、ゆるいです。

随分と春らしくなってきましたね。

 

今日はお買い物を兼ねて、

1時間ほどお散歩をしてきたのですが

桜の花もちらほらと咲き始め

あちらこちらに春の息吹を感じました。

 

家の中にこもりきりで

なかなか気づきませんでしたが

外の世界はすっかり春なんですね。

すこししあわせな気持ちになりました。

 

 

さて、今日は前回からのつづきです。

 

不育症検査を受けた後、

数ヶ月後にまた、妊娠をすることができました。

 

当時、わたしは39歳、主人45歳。

年齢のわりに、結構すごいんじゃないかと

夫婦で興奮した事を覚えています。

 

しかしこの子も残念ながら8週で流産でした。

 

この時、当時通っていた産院で医師から

 

貴女の卵子かご主人の精子

出来損ないだったからしょうがない

 

と言われ、泣きながら帰宅したことは

一生忘れません。

 

流産してしまって一番辛い

そして一番自分を責めているのは

患者さんであるはずなのに

平気で患者さんの気持ちを踏みにじるような人は

医療者としても人間としても、失格だと思います。

 

 

そしてここから、主人の仕事が急激に忙しくなり

タイミングを合わせることが難しくなった為

なかなか妊娠できない時期に入ります。

 

年1回妊娠できるかできないか、

そんな状態でした。

 

3度目4度目の妊娠も数週間で流産してしまい

もう子供は望めないかもしれないと思っていた時に

H先生との運命的な出会いが訪れたのです。

 

つづく

 

わたしたちが不妊治療を受けるまで ①

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こんにちは、ゆるいです。

今日は雨ですねー。

少し肌寒かったので、お昼はポトフを作りました。

寒い日に食べる熱々のスープって

なんであんなに美味しいんでしょうね。

 

転職後、主人はほぼ毎日テレワークですので

毎日毎食、きちんと作って

夫婦一緒に食べています。

 

もしも主人が転職していなかったら

もしかしたら今回の妊娠の継続も

難しかったかもしれません。

 

その理由については、また後日。

 

 

さて、今日は不妊治療をはじめることになった

経緯について書いていこうと思います。

 

 

38歳で再婚した後、

夫婦共々こどもを望んでいたわたしたち夫婦は

すぐに妊活をはじめました。

と言っても、普通にタイミングを測って

排卵日前に夫婦生活を営むというだけの

至って危機感の無いのんきな妊活でしたが。

 

主人のお姉さんが

41歳で出産していたということもあり

わたしたちもなんとかなるだろう、という

根拠の無い安心感があったからだと思います。

 

そして、ラッキーというかアンラッキーというか

妊活1ヶ月後に妊娠。

この成功体験のおかげで、不妊治療に踏み切るまで

随分と無駄な時間を過ごしてしまったような気がします。

 

束の間の幸せを味わうも、

生まれてはじめての妊娠は

6週間で終了してしまいました。

 

本当に辛い経験ではありましたが

そんな中でもつわりを経験することができたり

お腹に赤ちゃんがいるというしあわせを感じながら

ウエディングフォトの撮影をしたりと

今では、しあわせな思い出のひとつになっています。

 

 

1度目の流産の後、主人の母からの勧めで

専門のクリニックで不育症検査を受けました。

 

結果は、抗リン脂質抗体症候群による

不育症の可能性があるとのこと。

そんな事を言われてもよくわからないけど

次に妊娠した時にアスピリンさえ飲んでいたら

無事に赤ちゃんに会えるなどと

相変わらずのんきに考えておりました。

 

妊活をはじめて1ヶ月で妊娠したんだもの。

次もきっと、すぐに妊娠するよね。

 

そう思ったのが大間違いでした。

 

つづく

 

20週0日の妊婦健診を受けてきました

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昨日は20週0日の妊婦検診と

中期精密超音波検査を受けてきました。

 

バスと電車を乗り継いで

片道2時間かけての通院なので

さすがに疲れ果てて

ブログ更新ができませんでした。

 

不妊治療で授かった子であるということもあり

高齢出産ということもあり

夫婦で話し合って

受けられる出生前診断

出来る限り受けることにしています。

 

賛否両論あるでしょうが

50歳と44歳で子供を授かるということは

綺麗事ばかりでは済まされないと思っています。

 

少なくともわたしたち夫婦は

その選択を選びました。

 

おかげさまで、今のところ何の問題もなく順調です。

本当にありがたいことだなぁと思います。

 

生まれてみないとわからない

ある程度育ってからではないとわからない

そんな障害もたくさんあるでしょうし

病気や事故の心配だってあります。

 

それでもやはり

検査をしておいて良かったなと、

今は思っています。

個人的な意見ではありますが。

 

 

今通っている病院には

不妊治療の頃からお世話になっています。

わたしが住んでいるエリアには

不妊治療専門のクリニックがたくさんあるのですが

わたしたちは高リスク出産になることも見込んで

出産までお世話になる事を考え

NICU(新生児集中治療室)があるかなどを考慮して

生殖医療と周産期医療に力を入れている

大学病院を選びました。

 

結果、最新の検査や

予備的な手術などもお願いできたので

大学病院を選んで良かったなぁと思っています。

 

わたしたちが

これは本当に良かった!効果があった!

と思った検査やサプリメントなどについては

今、不妊治療を頑張っていらっしゃるご夫婦や

不妊治療を受ける事を考えていらっしゃるご夫婦の

お役に立てるかもしれないので

また別の日に詳しく

ご紹介できればと思っています。

 

 

幸い、中期精密超音波検査受診後に

比較的近くにある別の大学病院に

転院できることになりました。

 

次回からは片道1時間。随分と楽になります。

やれやれですねー。